2010.7.19(月)更新
253系成田エクスプレス
2010.6.6(日) 総武本線物井−四街道
Canon EOS-1VHS EF300mmF2.8L IS RVP50(+2/3)
有終の美

 初代NEXこと253系成田エクスプレス。1991年のデビュー以来走り続けて19年、JR型車輌としては400系山形新幹線つばさに次いで6/末をもって引退、7/17のサヨナラ列車が最期の営業運転となった。千葉県民の私にとって成田空港は成田エクスプレスや京成スカイライナーを使うまでもなく普電に乗って片道1時間ほどである。最期までコイツのお世話になることはなかったが、首都圏のアチコチから集まっては併合して成田空港を目指す白い車体は幾度となく目にしてきた。今年の夏を目処に2代目の新型E259系に置き換えられることも知っていたが、6/末での置き換えは予想外だった。実は最後に1回ぐらいは緑がキレイな季節に晴天順光のキチンとした編成写真を撮っておきたかったのである。
 そんな理由で物井−四街道間のお立ち台にやってきた。ここは以前にも鹿島貨物や房総特急狙いで来たことがある勝手知ったるホームの地である。300mmの定番位置にゲバを張り、ポジは背景の緑を生かすためにRVP50。ただし通過速度を考慮して+2/3増感でシャッター速度をかせぐ。狙いは朝方の253系運用4本。前面に見苦しいステッカーが貼ってある編成が来る可能性を考えても、4本粘れば1本ぐらいは当たりが来るハズである。1本目。ハズレである。30分後の2本目、晴天順光の太陽光は白い特急の最期の力走をポジに結像したのだった。

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