2014.11.2(日)更新
DD51北斗星
2014.10.26(日) 室蘭本線有珠−長和
Canon EOS-1D X EF500mmF4L IS II ISO100

 2ヶ月連続の北海道である。鉄にも一応ヤル気を出した私であるが、せっかくのヤル気に水を差すかのように、この週末は天候面での苦戦が予想されていた。高気圧がド真ん中に直撃する本州は衛星画像や天気図など見る必要がないバリ晴れが保証されていたのだが、前線が通過する見込みの北海道は天候の悪化が懸念されていたのである。どうする?決断の時である。渡道を断念する者、早々に見切りをつけて撤収する者等々、達人たちはそれぞれの経験から天候を予想して解答を導き出していた。私は土曜は前線通過で回復傾向、日曜は次の前線通過までの晴れ間とふんで渡道を決行した。どうせ2ヶ月も前に手配した航空券である。カードの引き落としはとっくに終わっているし、今さらキャンセルしてもたいした金額が戻ってくるわけではない。レンタカー代だけですむのなら、可能性がある限り突撃である。
 金曜夜、羽田を飛び、千歳空港に降り立った。翌土曜日は当然というかたまには当たる天気予報通りというか、クソ曇り。午後になって回復してきたが、上りトワイライトは日没コールド。北船岡駅横の風呂に入って、伊達紋別の道の駅でサッポロクラシックでお清めをして、さっさとレンタカーマルヨになったのだった。
 明朝4時、漆黒の空には満天の星が煌めいている。今の所、想定通りである。晴天が続くことを願いながら線路際で本命の通過を待つ。トワイライトエクスプレスの運転がなかったこの日、たった1本のターゲットである北斗星に何とか一矢報いることができたのだった。

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