今年のJR東日本デスティネーションキャンペーンは群馬県で開催されている。群馬DCのメインであるC61復活運転に加え、上毛電鉄、上信電鉄の両私鉄でも、デハ101や数年ぶりに復帰したデキ1型機関車によるイベントが目白押しである。 この日は午前中に上毛のデハ101が走り、午後からは上信のデキがJRから借り入れた旧客を牽いて高崎−下仁田間を往復するという。シブイ。これはシブ過ぎる。我々現役時代至上主義者にとっては不燃ゴミでしかない999マーク付きでラッピング電車を牽引するデキのイベントは問答無用でスルーだが、旧客なら話は別である。見苦しいウンコマークが取り付けられることと窓を開けてハコ乗りするバカ乗り鉄を差し引いても魅力的である。まずは上毛でデハを仕留めてから上信に向かうことにして、桐生に向かって東北道を北上したのだった。 最初の撮影地は上毛電鉄のハイライト渡良瀬川鉄橋である。すでに年初にデハ101を撮影済のこの場所だが、その時は冬季で午前の遅いスジだったため、車両正面に日が当たらなかった。バックの山も落葉してまだらハゲ。今回はベストコンディションでの撮り直しである。 午前6時半、先行していた関西−D.W氏、千ちゃんと合流。現地でお会いした全国区の達人にょろ氏と4人で河原にゲバを張ってデハの通過を待った。午前7時40分、メインイベントのデハ101西桐生行はまさかの薄雲カブリ。前走りのカラフル井の頭線がすべて晴れだったにもかかわらず、本命だけが惨敗なのは痛過ぎる。やり切れない我々はもちろん居残りしてケツ撃ちでのリベンジを狙うのだった。 午前9時ちょっと前、快晴の青空の下、順光の太陽光線を浴びたデハ101へのリベンジが無事完了。さぁ!次は上信電鉄へ向かおうか! |