6/25よりEF510牽引となったカシオペア。置き換え当初は専用機が準備できていないこともあって、しばらくの間、北斗星色の青釜が担当することとなった。しかし、7月に入ってカシオペア専用色の509、510号機が相次いで落成。早速、試運転を開始した。専用機が運用開始となれば、青釜カシオペアは滅多に見ることができないレアな組み合わせとなるハズである。コイツは撮っておかなければならない。梅雨末期のクソ曇りから一転して、待望の梅雨明けを迎えた海の日の3連休、痛いほどのバリ晴れの夏空の下、ゴルきち氏、らるご氏、私のキ○ガイ3人組は新生カシオペアを仕留めるために赤羽駅へ向かった。 撮影ポイントにはいくつか選択肢があった。まず、通過時間が早く、光線も低い福島、栃木で迎撃する。しかし、関東地方は梅雨明けしたものの東北地方はいまだ不安定な天候が続いており、衛星画像を見ても忌まわしきクソ雲が広がっていた。晴れないのは誰の眼にも明らかである。次は埼玉県内。前面に日が当たらないワシクリやヒガハスは論外であるが、冬の間に通いつめた浦和陸橋のキ○ガイアングルはどうだろうか?ポイントとしては申し分ない。しかし、ココはカブる。休日ダイヤでは憎きケートー(京浜東北線)がカシオペアにカブるのである。残された撮影チャンスを考えるとリスクは冒したくない。最終的に落ち着いたのが赤羽駅だった。ここは春先から幾度となく通った勝手知ったるホームの場所。唯一の問題はバラストからメラメラと立ち昇る陽炎であるが、梅雨明け10日のカラッと乾いた南風は超長玉狙いの天敵を吹っ飛ばしてくれるハズである。 ホーム端で待つことしばし。9:15、上り列車接近を報せる警告灯が点滅する。来た!しかし、背後では裏カブリとなる下り普電の発車ベルが鳴る。間に合うのか?早く来い!居並ぶ撮り鉄の先陣を切って我々3人のカメラからシャッター音が鳴り響く。オッシャァ極まった! |