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昨年6月の第1週、梅雨がないハズ？の北海道へ、道南のブルトレ狙いで出撃した。しかし、結果は悪夢の大惨敗。到着と同時に雨が降り出し、その後2日間ドシャ降り。レンタカーから出ることもままならず、渡道したことを大後悔の遠征だった。ちなみにシャッターは1回も切らず、そもそもカメラをバッグから出さなかった。そんな経験は初めてである。そういえば、数年前の同時期にも北海道への出撃直前に悪天候でトケざるを得なかったことを思い出した。オーマイガッ！学習能力が低い私はまた同じ過ちを繰り返してしまっていたのである。 ちょっとは知恵がついた今年はちょうど夏至の週末に遠征を組んだ。5月には早々と特割航空券を手配、今年こそバリ晴れの北の大地を夢見ていたのである。しかし、またもや毎度毎度の悪天候に記録的な日照不足とあっては見込みゼロ。ダメージを最小限に留めるためにはトケる以外に選択肢は残されていなかったのである。今まで何回飛行機のチケットを無駄にしてきたことか・・・。 しかし、週が変わると猛威を奮っていた悪性オホーツク海高気圧は東へ移動。水曜日には全道バリ晴れの好天になった。行きたい。いや、行くしかない。誰もが同じ心境だったらしく、仲間内で頻繁にメールが飛び交う。ここまできたら、もうヤケクソである。幸い年休はそのままスライドできた。あとは交通費である。さすがに飛行機の当日券は高い。そこで、前から目を付けていた「青森・函館フリーきっぷ」を使うことにした。往路は東北新幹線はやて、復路は天気に応じて選択することにして、初夏の北海道に上陸したのだった。 金曜夜22時、スーパー白鳥で到着した函館駅で見上げた夜空は・・・白かった。なんじゃコリァ！予報はバリ晴れじゃなかったか？最新の天気予報を調べると、夜半に低気圧が通過するらしい。クソッ！低気圧がさっさと通り過ぎてくれることを祈るばかりである。 日付けが変わって土曜日のAM3時、レンタカーの窓から見上げた空には一面の星。関東では考えられないぐらい星が輝いている。ヤッター！早くも勝利宣言である。まずは軽〜く一発、クネクネの丘から北斗星を迎撃。幸先よく道南遠征のスタートを切ったのだった。 |