1998年2月、長野で冬季オリンピックが開催された。このために長野新幹線が開業し、碓氷峠が消滅した。そんな嫌なオリンピックではあったが、唯一の救いは臨時列車が多数運転されたことである。この列車も名古屋からの臨時急行であるが、ヘッドマークが付くだけでこんなにもカッコええのはなぜだろうか? 私の写真にしては珍しく中望遠レンズでのインローアングルであるが、これには理由がある。千葉県民の私にとって東京を挟んで反対側の中央西線は苦手な路線である。撮影地がサッパリわからないのである。この時も複線区間の虎ロープに悩まされ、やっと辿り着いたのがここであった。単線区間なら当然ロープがなかったのだ。偶然見つけたこの場所だったが、後に意外と有名ポイントであることを知った。 |