DD51牽引の50系客レである。当時、男鹿線には午前中に2本の客レがあり、1本は写真の8連、もう1本は4連だった。この日はDE15牽引でマヤ検が入線しており、こちらがメインイベントであったが、50系客レも貴重であることに代わりない。特にこの8連は編成が長いため、いかに最後尾まで入れて撮るかがカッコええ写真かどうかの重要なポイントだった。 しかし、すでに10月末。日の出は遅く、有名ポイントである脇本−羽立間のインカーブにはまったく日が差していなかった。ちなみに写真右奥がそのカーブである。仕方がないので日の当たる場所を探していると、カーブの頂点に日が差してきた。バックは杉林。アウトカーブの縦アングルで撮ればカッコええ写真が撮れそうである。通信ポールが入るのは仕方がない。列車が来た。極まった!撮った瞬間に勝利を確信した。この写真がアウトカーブからの縦顔面撮り好きの原点である。私はこの構図が一番好きである。名付けて「オレのカーブ」 |