2010.1.5(火)更新
EF81あけぼの
2010.1.4(月) 奥羽本線青森
Canon EOS 40D EF50mmF1.4 ISO100
ツラがまえ

 何故だか鉄は余計なモノ、イレギュラーなモノが好きである。帯付き、雪掻き付き、1両だけ色が違う、パンタが違うなどなど。青森車両センターのEF81も関東鉄にとってはイレギュラーな部類に含まれる。前面窓にはツララ切りが装着されており、連結器はバイセクシャルな双頭タイプ。優しい?顔付きの田端ガマと比べるとイカツイ顔をしている。このイカツさを強調するために見下ろしアングルで撮ってみた。場所は青森駅の跨線橋。夕方6時、仕事始めの通勤客や旅行者で賑わう時間帯にバルブ撮影を敢行したのだった。今からあけぼのに乗る乗客も集まって、ちょっとした撮影会である。そんな鉄ヲタの群れを見た通りすがりの地元高校生が言い放ちやがった。
「あれば東京がら来だマニアにちがいねぇ」
 はるばる700kmも離れた関東からやってきたのは事実だが、マニアは余計なお世話である。私は自称400戦多敗のキ○ガイ撮り鉄ではあるが、鉄道マニアではない。田舎モンのくせにクソ生意気な高校生である。
 あけぼの撮影後は2日間の青森遠征から撤収。積雪による通行止めが解除された東北道を気合いのワンマン運転でひたすら南下する。秋田−岩手の県境さえ抜けてしまえば、あとは雪道に気を使うこともない。郡山ジャンクションから磐越道に入り、北茨城のトンネル地帯を抜けたところまでは順調だった。しかし、関東平野に戻ってくると終夜運転の疲労と寝不足には勝てず、自宅まで残り50kmとなった常磐道友部SAでついに電池切れ。ちょっとだけのハズが思いっ切り爆睡してしまった結果、いつの間にか夜明けを迎えて真冬の青森遠征は終了したのだった。

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