新緑が芽吹く直前のこの日、地元わいえす氏・千ちゃん・私の混成隊3人は西金からの砕石工臨狙いでポカポカ陽気の水郡線に出撃した。しかし、なかなか安定しないのが春の天候である。晴れていた空は列車の待ち時間にどんどん暗くなり、直後に超ド級の土砂降りに見舞われた。車を運転するのも危ない凄まじい嵐に即避難。あまりの視界の悪さに車の中でじっとしていると、あっという間に晴れ間が広がってきた。これはイケる!大気中の塵も雨で洗い流されて視界良好の超ベストコンディションである。急に元気になった我々はバリ晴れ激Vを仕留めるべく、ぬかるんだ足元に気を付けながら、とある崖の上によじ登ったのだった。あとは列車の通過を待つのみ。頭の中ではすでにDE10に牽かれる8両のホキ工臨の激Vポジが現像されている我々であった。待つことしばし、遠くに列車が見えた!来た!しかし、そうそううまくいかないのがこの世界。何と!待ち時間には気配も感じさせなかった極小のちぎれ雲が太陽にジャストミート。背後の山がマンダーラになって、我々はいともあっさり撃沈したのであった。しょぼーーんモードの3人は愚痴をこぼしながら下小川駅に集合。そこで仕方なく撮ってきたのがこの写真。たまにはこんな写真も・・・。 ちなみにこの場所で8両編成のホキ工臨を仕留めることができたのは新緑もとっくに終わって秋を感じさせる半年後の9月のことだった。 |