男鹿行きの臨時急行「おが」が走っていた時代のことである。この年のGW、東北地方は天候不順。ちっとも晴れの日がなかった。天気にムカツキながら男鹿駅前の食堂で夕食を食べた後、なんとなく駅の方へ行ってみると、広い構内にDD51が停まっているのが見えた。当時はまだ客レや貨レがあったので翌日の運用のためにDD51が滞泊していたのである。バルブができそうな場所をうろうろ探していると、駅の反対側は広い空き地になっており、そこから撮ることができそうだった。空き地に移動してみると、車輌がヤードの灯りに照らされており、カッコええ写真が撮れそうである。しかも角度によっては旋回窓ギラリ★が撮れる!昼間はまったく収穫がなかったこの日、最後にやっと満足のいく一発を極めることができた。 |