飛行機写真館一発目は2/1(日)をもって日本から撤退したヴァージン アトランティック航空。廃止が発表されたブルトレの寝台券が秒殺完売するのとは対照的に、撤退発表後も航空券が入手困難になることもなく、客足が遠のいたためか、末期はいつもの長〜い-600ではなく、ちょっと短めの-300で飛んでくることが多かった。航空券ならクソいまいましいテンバイヤーも手が出せず、当然ダフオクで売ることもできなかったのだろう。 このA340、機種の特徴なのか、いつも離陸の角度がひじょうに浅い。小型機ならはるか頭上を飛んでいるような撮影ポジションでもダラダラ上昇していくのでサイドを効かせて撮ることができる。撮影する分にはたいへんありがたいのだが、一点悩ましいことがあった。離陸後もランディングギアを格納するフタがなかなか閉まらないのである。その様はまるでタイフォン開きっ放しのヨンパーゴDo32かT18のよう。フタが閉じた状態か脚が完全に出きった状態以外の中途半端な姿が許せない私としては、コイツの離陸を狙う時はわざわざ空港から離れた場所に移動して撮っていたのだが、サヨナラ運転(サヨナラ飛行?)当日はせっかくなので滑走路端近くのさくらの山公園から撮ることにした。最終日の飛行機マニアの阿鼻叫喚の実態を観察してみたかったのである。 公園にはダイ改前日の上野駅ほどではないものの、いるわいるわの飛行機マニア。しかし、みなさま、撮ることに夢中で、場所取りの罵声やセルフ車掌のようなアヤシイ人もなく、もちろん「ありがとぉぉ〜〜〜!」と叫ぶ飛行機ヲタもいないのだった。これにはちょっと肩すかし・・・。ちなみに、フタはいつもより早く閉まってくれたのだった。 |