2011.5.6(金)更新

2011 AUTOBACS SUPER GT 第2戦
FUJI GT 400km RACE


2011.4.29(金) Canon EOS 7D EF500mmF4L IS ISO100


2011.4.29(金) Canon EOS 7D EF500mmF4L IS ISO100


2011.4.29(金) Canon EOS 7D EF500mmF4L IS (EF1.4 X II) ISO100


2011.4.29(金) Canon EOS 7D EF500mmF4L IS (EF1.4 X II) ISO100


2011.4.30(土) Canon EOS 7D EF500mmF4L IS ISO100

 東日本大震災は多くのスポーツイベントにも影響を及ぼした。開幕直前だったプロ野球もJリーグも延期。モータースポーツも例外ではなく、各カテゴリーで日程変更やイベント自体の中止が相次いだのである。S-GTシリーズも本来は4月初旬の岡山が開幕戦であったが、日程が5月中旬に延期された結果、今回の富士ラウンドが事実上の開幕戦となった。
 GW初日の4/29、自粛ムードを吹っ飛ばす待望のシーズン開幕を受け、牛若丸親方とカマタ氏とともに新緑の富士スピードウェイに出撃してきた。週間天気予報によるとGWは前半は好天だが、後半は前線が停滞して、ぐずついた天気が多いと報じられていた。29、30日は晴れるらしい。ホントかよ?御殿場周辺も一応晴れてはいるが、富士山にはすでにドス黒いクソ雲がかかっている。私は天気予報を一切信じていない。晴れ予報を当てるのなら、自分の方がはるかに正確だからである。信じられるのは衛星画像と天気図のみ。衛星画像を確認してみると、やはり雲が写っている。すぐに曇ってくるのは明白である。
 予測は的中する。午後から練習走行が始まってわずか1時間、目当てのGT500クラスのマシンが走行を始める頃にはすっかりどんより曇り空になって、我々のヤル気も急降下である。牛若丸親方はこんなクソ天気の写真は丸1日分フォーマットしてもかまわないと言っている。その通りである。こんなクソ曇りの写真はいくら撮っても無駄である。いくら流しが極まっていても、曇り写真はゴミ箱直行。鉄と同じである。とはいっても、このまま撤収するわけにもいかない。普段はできないことを練習するしかないのである。一応、収穫はあった。今まで敬遠してきた夏場の500mm+エクステンダーの組み合わせが意外と使えることがわかったのである。
 翌朝は天気が回復し、早朝から富士山がくっきり見えていた。しかし、風がヌルい。バリ晴れを約束するひんやり冷たい風とは違う。案の定、昼前には回復の見込みがない致命的なドン曇りになってしまった。おまけにとんでもない突風が吹いてきて、写真を撮るどころではない。マシンを追ってきて狙いの位置でシャッターを切ろうとすると、風で押されてフレーミングがズレてしまうのである。フードを外しても効果なし。こんなことは鉄では経験したことがない。もはやヤル気も失せ、早々に撤収したのだった・・・。
 翌5/1(日)の決勝は所用のため、参戦不可。今季初のモータースポーツ撮影は消化不良のまま、幕を閉じたのだった。クソッ!次だ、次!!

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