2010.11.19(金)更新

JAF Grand Prix
SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2010


2010.11.13(土) Canon EOS 7D EF500mmF4L IS ISO100


2010.11.13(土) Canon EOS 7D EF500mmF4L IS ISO100


2010.11.13(土) Canon EOS 7D EF500mmF4L IS ISO100


2010.11.13(土) Canon EOS 7D EF500mmF4L IS ISO100


2010.11.13(土) Canon EOS 7D EF500mmF4L IS ISO100


2010.11.13(土) Canon EOS 7D EF500mmF4L IS ISO200


2010.11.13(土) Canon EOS 7D EF500mmF4L IS ISO100

 撮り鉄とモータースポーツ、どちらが本職なのかよく分からなくなってきた我がHPであるが、またまたモータースポーツ写真館の更新である。

 今年最後のビッグイベントとして、先週末、21年ぶりにJAF GPを冠した大会が開催された。フォーミュラ・ニッポン、スーパーGTのGT300クラスとGT500クラスの3つのカテゴリーで22周ずつのスプリントレースを土日両日に行うものである。若者の自動車離れが叫ばれ、クソつまらない環境対応車ばかりが取り上げられる昨今、究極のガソリンの無駄遣いであるレースを開催した関係者の尽力には頭が下がる。当然、我々も感謝の意を込めて出撃しなければならないのは自明である。牛若丸親方、カマタ氏、らるご氏のいつものメンバーと共に臨戦態勢で富士スピードウェイへ向かったのだった。
 土曜未明に現地に到着し、場内の駐車場で朝を向かえると、天気は最悪のクソ曇りだった。衛星画像から、ある程度は覚悟していたものの、やはりショック感は隠せない。さらに追い撃ちをかけるように、当日は11月としては5年ぶりとなる黄砂が地球に巣くう12億人の穀潰しの国から飛来した。空は黄色がかって、最悪のコンディションである。あのロクでもないクサレた人民どもは海上保安庁だけではなく、我々撮り鉄にも迷惑をかけているのである。ヤル気はさらに急降下である。集中力は流し撮りの精度に直結する。しかし、文句をタレたところで晴れるわけではないし、黄砂が消えるわけでもない。どんな条件でもVを仕留めて帰ることが達人への道である。時折現れては消えるスポットホールからの陽射しに期待しつつ、気を取り直して待望の決勝スタートを向かえた。
 最初のレースはフォーミュラ・ニッポンである。私にとってフォーミュラマシンを撮るのは今回が初めてである。箱車と違って的も小さいし、コーナーリングスピードも高い。クソ曇りにやる気が出ないながらも、次回につながる練習をして経験値を増やさなければならない。箱車とフォーミュラマシンとではピントを合わせる位置が違う。箱車はフロントグリルのエンブレムを狙う。GT-RやLEXUSマークをひたすら見つめながらレンズを振る。AFフレームは左右の下寄りである。一方、フォーミュラマシンはヘルメットを狙う。AFフレームは中央の上寄り。これはラクである。ピントも合わせやすいし、流しもしやすい。コーナーリングスピードが高いにもかかわらず、スローシャッターでも意外と高打率だったのである。
 次のスーパーGTでは複数台の並びを狙ってみた。2台、3台をフレームに入れて、接近戦感を出したいのだが、これがなかなか難しい。1台を単独で撮る時とはフレーミングが違うし、そもそも複数台が接近しないとチャンスがないのである。ハミ出し、ケツ切れを連発しつつも、なんとか見られるコマを数枚撮ることができた。

 とりあえず今季のレースイベント参戦は終了したのだが、この世界にもリバイバルネタがある。もう少しだけ、サーキット通いは続くのだった。

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